「東のポルト屋」店主のブログ

ポルトガル語教室とポルトガル雑貨販売をしています。まるで関係ない話もします。

【新商品】ツバメのマグネット(2個セット)

本日はポルトガルとツバメに関する記事です。
東のポルト屋では、ツバメのマグネット(2個セット)をアップしました。

 

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(現在販売しているのは2個セットのみ) 

 

 昨日、どこからともなく「ピチュピチュピチュ、ジジジジ…」という変わった鳴き声が聞こえてくるので見上げてみると、ツバメが電線に留まっていました!そろそろ会える時期かな、と思っていたのでうれしい。みなさんのところにはもう来ましたか?

 

春を告げるツバメはポルトガルでもとてもなじみのある鳥で、観光地のお土産屋さんでも必ずといっていいほど見かけます。ポルトガル語ではアンドリーニャ(andorinha)と呼ばれ、ガロやイワシと並ぶポルトガルのシンボルのひとつです。

 

陶製(セラミック)のアンドリーニャは民家の外壁に飾ったり、オーナメントとして使います。数羽のツバメが壁にちょん、ちょん、ちょん、と飾られていると可愛いのですが、時々大群になっているのでギョッとします…。

 

f:id:mikeyyy:20200425180554j:plainピンタレストより出典

 

ツバメを飾るきっかけを作ったのは、現在も老舗陶器メーカーとして名を馳せるボルダロ・ピニェイロ(Bordallo Pinheiro)の創業者であり、セラミックアーティストだったラファエル・ボルダロ・ピニェイロ(Rafael Bordallo Pinheiro、1846-1905)です。ピニェイロは、この小さな渡り鳥がポルトガル人に広く受け入れられるに違いないと確信し、1891年ごろから陶製のツバメの製作に取り組み始め、1896年には陶製ツバメを特許申請するほどまでに成功しました。

f:id:mikeyyy:20200425175212j:plain 画像はピンタレストより出典

 上の写真は、リスボン市立博物館の一角にある「ボルダロピニェイロ庭園」のツバメたち。それを狙っているかのように見上げる猫の構図がなんだかおかしい。

 

広い世界へ旅立ち、やがて故郷に戻ってくる健気な姿が移民送出国である自分たちと重なり、ポルトガル人の心をつかんだのではないかともいわれています。またたく間に全国に広まったアンドリーニャは、民家のファサードや外壁、ドアやベランダなど様々なところで飾られるようになりました。滞在先の外国の住まいでも、ポルトガル人が住んでいるとすぐに分かるように飾ったという話も。

 

オンラインショップではセラミックではなく、マグネットを販売しています↓

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商品名:ツバメのマグネット(2個セット)
価格:1,300円(+送料218円)
サイズ(mm):45 x 35