はんぱリンガルの暮らし手帖

トリリンガル(日英葡)の日本滞在記。語学×仕事×子育て×暮らし×趣味のこと、ポルトガル思い出話など。オンラインポルトガル雑貨店「東のポルト屋」店主ブログです。

【新商品】布の壁掛け小物入れ

本日「東のポルト屋」にアップしたのは、
おうちのようなかわいい形をした布の小物入れです!サッと壁に掛けられます。

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商品名:布の壁掛け小物入れ(ガロ・赤の取っ手・白の取っ手)
価格 :1個1,000円(+送料370円)

 

デザインは2種類あります。
取っ手が白色の方は、裏部分が赤です。こちらは在庫が2個あります。

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取っ手が赤色の方は、裏部分がストライプになっています。こちらは在庫が1個です。

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マチがないのでたくさんは入りませんが、
ちょっとした物が入れられて可愛いですよ。

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デザート用のスプーンとか。ねことか(笑)

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ちなみにこの子は川越の和雑貨店で購入したものです。
足にマグネットが付いていて、普段は冷蔵庫でスヤスヤしています。

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マスキングテープを入れてみた。覗き込むと猫と目が合ってしまった。

 

商品ページは以下にあります↓ 

アラビア語がおもしろい!

アラビア語を始めました

4月からアラビア語をかじっている。

 

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このちょっとふざけたタイトルと謎のキャラクターたちとウォーターボーイズの金子貴俊さんという不思議な雰囲気に惹かれ、思い付きで始めてみたが結構おもしろい!

「アラビーヤ・シャベリーヤ」は毎週、Eテレで放送されている30分番組で、モロッコの文化に触れながら簡単な会話表現が学べる。登場する人たちも魅力的だし、毎回トラブルに巻き込まれてあたふたする金子さんを見るのも楽しい(笑)。番組構成がとても良くて、覚えたい、話したい、という気持ちになるような工夫がされている。

アラビア語やモロッコには何の縁もゆかりもないが、だからこそ自分には丁度いいと思った。まったく未知の言語を学ぶという感覚を体験したかったからだ。

私は外国語を勉強したことがほとんどない。ほとんど、というのはどういう事かというと、物心ついたころから日本語、英語、ポルトガル語に触れていたので、この3つの言語の感覚は母語に近い。小学校高学年に習ったフランス語、大学で楽をしようと思って履修したスペイン語は、文法も語彙もポルトガル語/英語に似ているのでなんとなく理解できてしまうのだ。

少し前までゆるゆるポルトガル語教室をしていたが(都合により今はお休み中)、授業の進度や紹介する語彙・表現のボリュームが生徒に合っているのかどうか分からず、いつもモヤモヤしていた。

ゼロからの外国語って、1回でどのくらい呑み込めるものなんだろう?次のレッスンまでにどのくらい覚えていられるんだろう?

実際に自分がやってみて出た結論は「90%は忘れる」である。なんなら何も覚えていない(笑)※予習・復習をしない状態での話


~こんな感じで取り組んでいる~

放送時間が真夜中か早朝なので、録画をして時間がある時に観ている。1週間のうちに2~3回流すと、なんとなく頭に残るようだ。

・1回目はなんとなく聞いて終わる。内容の方に集中してしまい、肝心のことばがあまり入ってこない。つまり、1回目は「耳を慣らす」回。

 ・2回目は、既に内容を知っているので表現や発音に集中できる。もう一度聞いて「あ、そうそう、こんなこと言ってたね」と思い出す回。セリフを聞いてから何度か繰り返す。

 ・3回目はほとんど映像を観ていない。料理か何かしながら耳で聞く。セリフも大体覚えているので一緒に口にする。

 

1回で紹介されるメインの表現は2つぐらい。それに関連する表現があと2~3個。単語は多くても5~6個。すべては覚えられないが、大体次の回で、前回覚えた表現や単語が出てくる工夫がされているので、数週間でなんとなく定着してくる。

番組そのものも純粋に楽しめているが、今まで外国語学習をしてこなかった自分にとっては大変参考になっている。

そして、新しいことに挑戦すると日々の生活がちょっと楽しくなると感じている(^o^)

 

化粧水泥棒事件

ところで、第5課ではモロッコの市場で「モノの使い方をたずねる表現」を学ぶのだが、そこで出てきた「泥パック」や「バラの化粧水」について、ちょっとしたおかしな思い出話がある。

中学生時代、まだポルトガルに住んでいたころの話だ。日本語補習校の友達が家族旅行でモロッコに行き、お土産にローズウォーターと泥パックをくれた。化粧品に興味を持ち始めていた遅い思春期の私は、異国の空気をまとったこの素敵なお土産に大興奮。母も興味津々だったようで。

夜、私がベッドに入り、部屋の電気を消して間もなく、ドアが静かに開いた。まだしっかり意識のある私、忍び寄る怪しい影をじっと見ていると、影はそ~っと衣装棚の上に置いていたローズウォーターを手に取っているではないか。忍び足で去っていこうとする母の後ろ姿に、私はぼそっと「化粧水泥棒…」と言い放ったのであった。

この時の母の挙動不審な歩き方と見つかった時の「てへぺろ」感は楽しい思い出である。

【新商品】ヴィアナ・ド・カステロ刺繍の布小箱

東のポルト屋でヴィアナ・ド・カステロ刺繍の布小箱 をアップしました。

指輪などのアクセサリーが入れられる小箱です。
やさしいグレーのナチュラルカラー。
ふたにはクローバーやハートなどのヴィアナ・ド・カステロ刺繍が施されています。

 

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商品名:布小箱
価格:1,600円(+送料500円)
サイズ(mm):直径88 x 35

【新商品】ツバメのマグネット(2個セット)

本日はポルトガルとツバメに関する記事です。
東のポルト屋では、ツバメのマグネット(2個セット)をアップしました。

 

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(現在販売しているのは2個セットのみ) 

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【新商品】ラベンダーの香り袋(ポプリ)

本日は「東のポルト屋」で入荷した、ポルトガル製の香り袋のご案内です。

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商品名:ラベンダーの香り袋(ポプリ)
価格:1,400円(+送料500円)
サイズ:ハート柄(90mm x 150mm)/いわし柄(100mm x 150mm)

 

ミーニョ地方の刺繍を施したサシェ(香り袋)です。やさしいラベンダーの香りがします。手のひらサイズでクローゼットやタンス、枕元などに置けます。袋はやさしい手触りのリネン製。  

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ヴィアナ・ド・カステロ刺繍

※この記事は2020年5月4日に更新しました。 

 

ポルトガル刺繍の中でも有名なヴィアナ・ド・カステロ刺繍。名前は知らなくても、なんとなく模様を見たことあるな~という方は多いのではないでしょうか。東のポルト屋のオンラインショップでもいくつかのグッズを取り上げているので紹介しておきたいと思います。

ヴィアナ・ド・カステロ刺繍とは?

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ヴィアナ・ド・カステロ刺繍は伝統工芸品として国の認定を受けており、絹、ピュアリネン、またはピュアコットンの生地に施されます。ベースとなる生地は白が最も一般的で、縫い糸は強いつやのあるパールコットンが指定されています。

後述しますが、とある女性団体が、地方に住む女性たちの生活を支える手段としてヴィアナ・ド・カステロ刺繍のビジネス化を実現させて以来、ポルトガル全国に進出しました。

ちなみに、ヴィアナ・ド・カステロというのは地名ですが、ポルトから70kmほど北上したところにあります。地図で示しているのはヴィアナ・ド・カステロ市あたりで、ヴィアナ・ド・カステロ地方はさらに広いです。

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ポルトガルを「ヨーロッパの横顔」と表現することがありますが、なんだかリスボンが鼻くそみたいになってしまいました。私がポルト出身だからって悪意はありません。

ヴィアナ・ド・カステロ刺繍の色々な模様

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① 椿(ツバキ)

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ヴィアナ・ド・カステロ刺繍で最も用いられる模様が椿(ツバキ)です。ポルトガル語では一般的にカメリア(camélia)といいますが、北部地方ではジャポネイラ(japoneira)の異名を持ちます。「日本」という意味のジャパォン(Japão)が語源になっているのがおもしろいところです。椿の花は数百年前に日本からポルトガルに持ち込まれたという説があり、そのためこのような通称で呼ばれることになった、ともいわれています。

② ハート

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ハートはポルトガル語でcoração(クラサォン)といいますが、これも椿とともにヴィアナ・ド・カステロ刺繍のモチーフによく用いられます。ミーニョ地方の伝統工芸品に金銀細工のジュエリー、フィリグラーナ(filigrana)があり、そのデザインの影響を受けたともいわれています。現在は色々なデザインのフィリグラーナがあります。ファドのギターラなどもおもしろいです。

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フィリグラーナ(filigrana)

③ほかにも花や葉、ツタなどの植物がデザインになっています
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左はMaria(またはMarião)という花。青い「目」を中心に、赤い花びらが互いに接さない位置に縫い付けられています。3つ目もMariaかと思われます。2つ目は椿かな?花の周りには葉やツタ模様の線。

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こちらはすべてクローバー。右2つはアクセサリー入れなどとして使える小箱です。


伝統刺繍として認定されるまで

もともとヴィアナ・ド・カステロ地方には、女性がお祭りで着る衣装に刺繍を施す習慣がありました。商業的な意味を持ち始めたのは20世紀初頭、第一次世界大戦時のことです。男性たちが徴兵されていくと、多くの家庭では収入源がなくなりました。特に地方に住む女性は仕事がありません。そこで、趣味たしなみとして、ミーニョ地方の家庭で代々受け継がれてきた手仕事を収入につなげられないものかと、「ポルトガル女性運動(Cruzada das Mulheres Portuguesas)」という団体が複数の女性によって立ち上がりました。同団体は1917年8月にヴィアナ・ド・カステロの見本市にはじめて出展。その後も毎年、各地の見本市に出向き、1924年のブラガ見本市では、ポルトガルが得意とするワイン、リキュールなどのアルコール類を凌いで”os bordados em linho a cores”(リネン生地に施された色刺繍)として金賞を受賞したのです。その後、ヴィアナ・ド・カステロ刺繍は発展していき、ポルトガル全土に「輸出」され、認知されていきました。現在も、「ヴィアナ・ド・カステロ刺繍」の認定を受けている工房たちは、伝統を受け継ぎながらも新たなデザインやアイテムを生み出し続けています。

 

(おまけ)ヴィアナ・ド・カステロ地方について

地理

ヴィアナ・ド・カステロ地方はポルトガル最北端の地で、スペインのガリシア州に接しています。ポルトからは列車で北上して2時間弱、ガロ(雄鶏)伝説で有名なバルセロスを越えていきます。 

歴史

ヴィアナ・ド・カステロは13世紀半ばに建設され、港町として栄えました。北ヨーロッパとの貿易が盛んで、ワイン、果物、塩を輸出し、カトラリー、繊維、ガラスを輸入。大航海時代には主要な出港地として重要な役割を果たします。また、20世紀にはタラ漁の主要港のひとつにもなりました。

観光地としての見どころ

大航海時代に建設された文化遺産が数多く残っており、また近年は特産物や工芸品が注目を浴びています。ポルトとセットで訪れたい街のひとつです。

<特産物、工芸品>
・ヴィーニョヴェルデ(Vinho Verde、緑のワイン)
 口当たりの軽い微発泡性ワイン。爽やかで飲みやすい。

・フィリグラーナ(filigrana)
 ものすごく繊細な金線細工、銀線細工です。代表的なのがハート型のペンダント。

・ヴィアナ・ド・カステロ刺繍(Bordado de Viana do Castelo)


 「東のポルト屋」で買えるヴィアナ・ド・カステロ刺繍

現在、ヴィアナ・ド・カステロ刺繍を施したポプリや巾着袋、ランチョンマットがあります。興味のある方は下のリンクからどうぞ:
ポルトガル雑貨通販「東のポルト屋」のポルトガル刺繍

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参考ウェブサイト
http://www.adereminho.pt/index.php?option=com_content&view=article&id=199:bordado-de-viana-do-castelo&catid=25
http://coisasportuguesascomcerteza.blogspot.com/2011/09/bordados-de-vaina-do-castelo.html

日本でも売っているあの野菜でポルトガルの野菜スープを再現!

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味付けはオリーブオイル、塩とコンソメをすこ~しだけ。シンプルだけどおいしい。

ここ数年で一番の大発見である。 

安く売られていたカリフラワーを買った。普段は手を出さない野菜なので、そういえば葉や茎も使えるのだろうかとふと思い、ネットで調べてみると、やはりすべて使えるという。そこで、思い付きでにんじんと合わせてスープにしてみることにした。

軽く炒めてから水を足した後、パソコンを立ち上げて放置する。

しばらくすると、ん…?なんか、覚えのあるにおい…こ、これは…
私の大好きな"Sopa de Legumes"じゃないかーー!!

 

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