オンラインショップ「東のポルト屋」にて、ポルトガルのシンボル「バルセロスのガロ」を準備中です。3月4日(水)より販売開始します。
ポルト屋は基本的に商品を1~2点ずつ、少量で仕入れているので、今回のように色とりどり(鳥だけに?)のガロが集まると撮影中になんだかテンションが上がってしまい、途中から遊んでしまいました。
ガロの行進
ガロの朝礼
朝礼のスピーチを想像し始めたところで正気に戻りました。ガロの紹介に戻ります。
なかなかの目力です。ハンドメイドなので、1羽ずつ微妙に違います。
おや?よく見て見ると、変わったのが1羽いるぞ。
左から2羽め、上を見上げてどこかすっとぼけたような表情。
おとぼけガロ「し、知らないコー」
まるで親に隠れておやつを食べた時のわたしではないか。なんだか一気に愛着が沸いてしまった。
白ガロもやさしげではんなりしていますが、真正面から見るとニヤリ顔。
こんな風にお店で個性的なガロを探すのも楽しいかもしれない。
※ガロのまじめな紹介は「続きを読む」をどうぞ…
最近はリスボン発祥のイワシに少し押され気味ですが、やはりポルトガルのシンボル、そして定番土産といえばバルセロスの雄鶏「ガロ」ですね。黒地にハートや花模様を赤、黄色で施したデザインが主流でした。今では色・サイズともにバラエティに富んでいます。
日本では「幸福のガロ」、「幸運を呼ぶガロ」、などとうたわれていることがありますが、本来は真実の証とされており、北部の町バルセロスに伝えられる「雄鶏の伝説」がもとになっています。
●バルセロスの雄鶏伝説●
巡礼でスペインのサンチアゴを目指していた男が、ポルトガル北部の町バルセロスに立ち寄った時のことです。この頃、町では盗みが横行しており、なんの因果でか、男は運悪く犯人にされてしまいます。無実の訴えも空しく、絞首刑を言い渡された男は、最後の願いとして「その判決を言い渡した裁判官を訪ねたい」といいます。
ちょうど町の名士を集めて宴を開いていた裁判官のもとへ行き、男は再度、無実を訴えるのですが、居合わせた誰もがこれを聞いても信じませんでした。 テーブルの上に載せられている丸焼きの雄鶏を目にし、男は言います。「明日の朝、刑に処せられる時、わたしの無実の証としてこの雄鶏が鳴きだすだろう」これを聞いた人々は大笑いしますが、それでも雄鶏の丸焼きのご馳走に手をつけないで、明朝まで置いておくことにします。
翌朝、処刑の時間が来たとき突如として、テーブルに載っていたご馳走の雄鶏が起き上がり「コケコッコー!」と鳴いたのでありました。裁判官は即座に男の無実を悟り、自分の判決を翻したのでした。