ここ数年で一番の大発見である。
安く売られていたカリフラワーを買った。普段は手を出さない野菜なので、そういえば葉や茎も使えるのだろうかとふと思い、ネットで調べてみると、やはりすべて使えるという。そこで、思い付きでにんじんと合わせてスープにしてみることにした。
軽く炒めてから水を足した後、パソコンを立ち上げて放置する。
しばらくすると、ん…?なんか、覚えのあるにおい…こ、これは…
私の大好きな"Sopa de Legumes"じゃないかーー!!
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ここ数年で一番の大発見である。
安く売られていたカリフラワーを買った。普段は手を出さない野菜なので、そういえば葉や茎も使えるのだろうかとふと思い、ネットで調べてみると、やはりすべて使えるという。そこで、思い付きでにんじんと合わせてスープにしてみることにした。
軽く炒めてから水を足した後、パソコンを立ち上げて放置する。
しばらくすると、ん…?なんか、覚えのあるにおい…こ、これは…
私の大好きな"Sopa de Legumes"じゃないかーー!!
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前回の記事で死んだ飼い猫のためごろうの事を書いていたら、なんとなく葬式というものについて思考がうつり、10年ほど前の出来ごとを思い出した。
続きを読む我が家では2匹の猫を飼っている。メス猫のみかん、オス猫のちび。2匹とも今年で13歳になる。今でも押し入れに駆け上ったり、冷蔵庫から飛び降りたりするほど元気だが、それでも立派な老猫。今朝、健康診断を受けさせるため、2匹を近くの動物クリニックに預けた。みかんは数年ぶり、ちびは初めての経験である。
続きを読む子どもは環境に順応する天才だというのを聞いたことがあるが、本当にそうだと思う。自分の身の回りから聞こえてくるのが2言語だろうが3言語だろうが、何の疑問も持たず「人によって話す言語を変えるのはごく自然なこと」と受け入れる。切り替えるスピードも早い。
それに比べて大人は大変である。大人とはうちの親のことである。第2言語(英語)どころか第3言語(父の場合は日本語、母の場合はポルトガル語)まで生活に雪崩れ込んできてたまったもんじゃないだろう。そう、私の両親は日々混乱していた。
例えば父。家族4人で外に食べに行った時のことである。レストランの駐車場に到着して車を降りると、携帯の電源を入れておもむろに暗証番号を入力していく。その時に発したことばが今でも忘れられない。フォー、キュー、ワン、スィンク。
4(four) 英語、9(きゅう) 日本語、1(one) 英語、5(cinco) ポルトガル語
逆によく数字ごとに器用に切り替えられるなと思った。今でも我が家では伝説である。
母もまた、日々の生活がポルトガル語と英語中心に一変して、相当苦労したと思う。「ねーねーお母さん、猫の先祖って何かな~?」と好奇心旺盛の娘に対して、少し考えてから「さぁ…トウかヒョラじゃない?」と言う。ぽか~んな娘。それに気づいてぽか~んな母。ヒョウかトラと言いたかったようである。日本語の中でぐちゃぐちゃになっているという、父とはまた違った現象だった。
そんな両親や、身の回りの「変なことば」たちを私と兄はいつもおもしろがっていた。特にお気に入りだったのが中華レストランのメニューだ。グーグル翻訳がない時代である。拙い英語とポルトガル語で書かれたメニューはスペルミスや誤訳の宝庫で、それをめざとく見つけるのが兄妹の楽しみだった。
Beef with water (牛肉水浸し?)
たぶん牛肉とわかめの炒めもののこと。おそらくポルトガル語のalga(海藻)がágua(水)になり、そのまま英語になってしまったのだろう。
Muhrooms
sが抜けているだけで子どもは大喜びである。「マールームだって、マールーム、ぎゃはは」
Ants climbing trees
蟻の木登り。なんのこっちゃか分からんと、兄妹に大うけ。今回、記事にするにあたって初めて調べてみたが、本当にある四川料理「螞蟻上樹(マーイーシャンシュー)」らしい。いわゆる麻婆春雨のことだそうですよ。
今考えてみると実にいやな客である。クスクス、ゲラゲラ笑う子どもたちを見て親も冷や冷やしたに違いない。
この「間違い探し」の癖は今でも抜けず、変なことばを見つけては家族に報告している。
オンラインショップ「東のポルト屋」にて、ポルトガルのシンボル「バルセロスのガロ」を準備中です。3月4日(水)より販売開始します。
ポルト屋は基本的に商品を1~2点ずつ、少量で仕入れているので、今回のように色とりどり(鳥だけに?)のガロが集まると撮影中になんだかテンションが上がってしまい、途中から遊んでしまいました。
ガロの行進
ガロの朝礼
朝礼のスピーチを想像し始めたところで正気に戻りました。ガロの紹介に戻ります。
なかなかの目力です。ハンドメイドなので、1羽ずつ微妙に違います。
おや?よく見て見ると、変わったのが1羽いるぞ。
左から2羽め、上を見上げてどこかすっとぼけたような表情。
おとぼけガロ「し、知らないコー」
まるで親に隠れておやつを食べた時のわたしではないか。なんだか一気に愛着が沸いてしまった。
白ガロもやさしげではんなりしていますが、真正面から見るとニヤリ顔。
こんな風にお店で個性的なガロを探すのも楽しいかもしれない。
※ガロのまじめな紹介は「続きを読む」をどうぞ…
続きを読むポルトガル人の父と日本人の母、そして少し年の離れた兄。4人家族、18歳までポルトガルで過ごした(兄は途中で家を出たが、それはそれとして)。
よく「家では何語で話すのか」と聞かれるが、答えは「話す相手による」である。
親同士は日本語半分、英語半分。父がポルトガル語で母に話しかけるのは聞いたことがないように思う。
また、母と子同士は日本語。家族全員揃っている場合も大体日本語。後から聞いた話だが、家でのコミュニケーションは日本語を主にしようと、教育方針として両親(主に母?笑)は決めたそうだ。ポルトガル語は意識しなくても普段の生活で耳に入ってくる。だが日本語はそうはいかない。それに、母語でない言葉で子どもとやりとりをするのは後々母にとって不利になるからということだったらしい(大事な話し合いを外国語でするのはしんどいもの)。
では父と子の会話はどうかというと、兄と父はポルトガル語で話す。私が生まれるまでの3人家族は父の実家で暮らしていた。祖母は当然ポルトガル語で話しただろうし、親戚もしょっちゅう遊びにきていたという。私と違って兄はポルトガル人の友人もたくさんいたし、ポルトガル語に抵抗がなかったようだ。
問題は父と私である。はじめはどうだったか正直覚えていない。だが私が中学生の時、ある日突然父が宣言してきたのだ。「今日からポルトガル語で話す」と。私が密かに家出…じゃなくて憧れの日本行きの計画を立てているとは露知らず、将来はポルトガルの大学に進学すると考えていたのだろう、父なりの工夫である。しかしブリティッシュスクールに通っていた私はポルトガル語が大の苦手。しかも反抗期真っ盛りである。何よりもポルトガル語を口にするのが照れくさい。よって、父が何語で話しかけてこようが私は頑なに英語で返し続けた。そして今も頑なに英語で返し続けている。
しかしこれをすべて説明するのは面倒なので、家では何語なのかと聞かれれば、なるべく「相手による」で終わらせる(笑)
ちなみに兄と妹の会話は英語である。なんでやねん。
ブラジル・ポルトガル語かポルトガル・ポルトガル語(英語ではEuropean Portugueseという)かの見分け方についてはアプリでも同じです。イラストがポルトガルの国旗だからといって油断するなかれ(笑)インストールしてみたら、まず最初に「ボンジーア」なのか「ボンディーア」なのかを確認すべし。
以下3つののアプリでは、初級であれば無料でポルトガル・ポルトガル語が学習できます。ただ文法説明が皆無なので、フレーズは初級の文法を終えた後に取り組んでみるのが良さそうです。文法本を片手にどうぞ!
共通する特徴としては、
・テーマ/トピック別に学習できる。
・ブラジルポルトガル語ではなく、ポルトガルのポルトガル語の発音が聞ける。
・複数のアクティビティが用意されている。
・日本語が時々不自然だが理解できる。
・中級以上は有料だが、いずれも1,000円台で購入可能。
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① Simply Learn Portuguese
●レベル
ビギナー/マスター/アドバンストラベラー(有料)/エキスパート(有料)
●3つのモード → フレーズ/クイズ/勉強
『フレーズ』では、カテゴリを選ぶと最初に日本語のフレーズリストが表示される。フレーズをタップするとポルトガル語訳と一緒に音声が再生される。
『クイズ』では、カテゴリを選ぶと、そのカテゴリの中からランダムにポルトガル語のフレーズが表示され、複数の日本語文から正しい訳を選んでいく。音声あり。
『勉強』ではレベルを選ぶと、ランダムにポルトガル語のフレーズが表示され、「答え」をタッチすると日本語訳が出てくる。音声あり。
<残念ポイント>
・「勉強」モードではカテゴリごとに選べない
・画像がなく、単語帳スタイル。良くいえばシンプル、悪く言えば単調。暗記に向いている。
②ポルトガル語6000語を覚えよう(Fun, Easy, Learn Portuguese)
●レベル
初級(1,000語)・中級(2,000語)・上級(3,000語)
※中級と上級は有料。まとめ買いで1,599円)
●良い点
・語彙が学習できる
・画像が付いていて視覚的に楽しい
・アクティビティが豊富で飽きにくい。順番通りに進む必要がなく、好きな学習法が選べる。
●学習方法
1) まずメインカテゴリを以下から選ぶ:
人/外観/健康/家庭/買い物/食べ物/外食/学習/仕事/交通/スポーツ/娯楽/環境/参考資料
2)メインカテゴリの下に、さらに「サブカテゴリ」が選べる。
3)自分に合ったアクティビティを選ぶ:
語彙/画像を見つける/言葉を選択する/聞いて選択する/語彙合わせ/書き取り/聞き取り
③ポルトガル語学習 - 5000フレーズ
●レベル
初級・中級(1,000フレーズ)・上級(1,500フレーズ)・エキスパート(2,000フレーズ)
※中級と上級は有料。まとめ買いで1,299円)
学習の仕方は②のアプリと同じで、メインカテゴリ→サブカテゴリを選び、気になるアクティビティを選ぶ。無料版だとカテゴリによってフレーズが少ないので、物足りない人は有料へ。
●カテゴリ
基本フレーズ/日常会話/緊急/友達をつくる/デート/教育/仕事/旅行/飛行機/車/その他の交通機関/ホテル/レストランとバー/食事/ショッピング/余暇/サービス/健康/コミュニケーション方法/時間と天気
●アクティビティ
語彙/文を選ぶ/聞いて選ぶ/文を完成させる/聞いて書く/空白を埋める/文を合わせる/翻訳して聞く/文を翻訳する/間違いを探す/文を作る
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いずれのアプリも文法の説明や問題がないので、アプリ単体でポルトガル語を学習するのは厳しいが、とにかく発音が聞けるのが良い。語彙を強化するのにもおすすめです。